ENEOSアジアプロ野球チャンピオンシップ2017(11月16日~19日、東京ドーム)の日本代表が12日、都内で発表された。会見に出席した侍ジャパン稲葉篤紀監督(45)の会見は以下の通り。

 -今回のメンバーで悩んだところは。

 稲葉 オーバーエージ(OA)の3人をどのように選んで、戦ってもらうか悩んだ。メンバー選考する中で、セカンドとファーストがいないということで、内野手を1人選んで。キャッチャーの甲斐選手は今シーズン、チームに貢献してきて、是非見てみたいということで選んだ。又吉君は中継ぎの軸としてしっかりやってもらいたいということです。

 -投手陣で特に期待している選手は

 稲葉 みんな期待したい。若いチームなので、自分の実力を精いっぱい出してもらいたいと思う。山崎、田口ら日の丸を背尾って戦ったことがある選手。いろんなことを伝えてやってもらいたい。

 -野手陣で中軸は

 稲葉 調子を見ながらですね。オーバーエージの山川君は西武でも今季途中から4番打っていましたし、中軸を打ってほしい思いはあります。

 -足が使える選手も多い 

 稲葉 機動力はずっとやってきたこと。ただ、スモールベースボールと言われるが、最近の大会などはホームランも多いし、力がついてきている。機動力も使いながら、クリーンアップは長打力を生かしてもらいたい。

 -キャプテンは?

 稲葉 いた方がいいのか、誰が適任なのかを、これから各コーチと話しながら決めていきたい。

 -監督として初陣になる

 稲葉 アジアの中で自分のレベルを知ることも非常に大事。今回、U24世代ということで、みんなもプレッシャーは大きいと思うが、自分のことをやって戦ってくれれば。監督して個々の選手がどの打順で生かされるのか考えながらオーダー組みたい。

 -他国について

 稲葉 韓国はこれから。台湾は先日視察に行き、打者もいいが、抑えの投手がいいので、そこもしっかり対策しないといけないと思っている。

 -3年後の東京五輪も見据えて期待する選手は

 稲葉 田口はどの球団に聞いても、見た目の勢いはそんなにないが、非常に安定感があり、打者も打ちづらいという報告あり。今後、投手陣の中心になってもらいたいと思っている。

 -上林に期待するところは

 稲葉 僕よく似ていると言われ、気になる選手。まじめで一生懸命やっている。リストも強い、長打力もついてきた。今後期待したいなという選手の1人です。

 -源田と京田について

 稲葉 2人とも新人としてショートで1年間やってきた。守備、走力、打力3拍子そろっている。2人とも同時に使いたいのが本音だが、ポジションの関係でこれからどういう使い方をしようか、いい悩みとしてしっかり悩んでいこうと思う。