ソフトバンクのデニス・サファテ投手(37)が20日、股関節の検査のため米国に帰国した。

 この日、福岡空港で取材に応じたサファテは「本当は帰る時期ではない。ただ、こうすると決めた以上しっかり治す。どのぐらいかかるか分からないが、必ず今年中に戻ってチームの力になりたい」と話した。

 現在、代役は愛弟子の森が務めている。サファテは「特別なことは言わなくても分かっている。ひとつ言ったのは、いくらお前が頑張っても、俺が帰ってきた時は、その仕事は俺のものだと」と愛のあるきつい言葉で鼓舞した。

 今後はアリゾナの自宅に1度戻り、股関節の名医がいるコロラド州の病院で検査を受ける。その結果を受け、手術も含めて今後の方向性が決まる。

 昨季日本新記録の54セーブをマークしたサファテは今季も6試合で1勝5セーブを記録したが、右股関節痛のため18日に出場選手登録を抹消されていた。