ロッテが延長10回にサヨナラ負けし、連勝が4で止まった。

 借金完済目前だった。何度も追いつかれそうになりながらリードを守り続け、8-6で迎えた9回2死一、三塁。あと1人抑えれば今季初の5連勝というところで、守護神の内竜也投手が中日武山に中越え同点二塁打を許した。

 最後はミスで幕切れた。延長10回裏、4番ビシエドを申告敬遠して2死一、二塁。5番平田の深い遊撃内野安打を走りながら捕球した藤岡裕大内野手が、二塁へ悪送球。ボールが右翼方向へ転がる間に、二塁走者の京田が一気に生還した。

 打線は16安打、2回までに6得点を挙げながら逆転された。投げた7投手中5人が失点し、藤岡裕と井上の内野3失策はすべて失点に絡んだ。井口資仁監督は「打線がつながってもピッチャーが踏ん張りきれない。内は連投といっても休みを挟んで3試合目。これで疲れていては任せられないし、藤岡も(井上)晴哉ももうちょっと腰を落ち着けてやってもらわないと、投手の足を引っ張っている」と、守備の乱れを嘆いた。