阪神糸井嘉男外野手が逆転の2点適時打を放った。

 1点を追う6回2死二、三塁。オリックス黒木の135キロを右前にはじきかえした。カウント2-2からの8球目。それまで変化球は1球のみで、150キロを超える直球で押されていたが、変化球をとらえた。

 金本知憲監督のリクエストも効果的に決まった。6回は先頭の代打山崎が中前打で出塁。糸原が送り、熊谷は一塁失策で1死一、三塁をつくった。続く3番福留の打席でフルカウントから一塁走者熊谷がスタート。福留はハーフスイングをとられて空振り三振となり、熊谷も二塁上で1度はアウトの判定を受けた。三振ゲッツーで攻撃終了…。しかし金本監督が二塁タッチプレーのリクエストを要求し、リプレー検証の末に判定はセーフとなっていた。

 オリックスはここで投手を山崎福から黒木へ交代。直後に4番糸井が結果を出した。