中日藤嶋健人投手(20)が巨人上原浩治投手(43)に弟子入りした。28日に出場選手登録を抹消されたが、藤嶋はチーム帯同で試合前練習にも参加。

 中日の練習が終わると、1人ベンチに戻って巨人の練習を見つめていた。視線の先にいたのは巨人上原。上原の投球フォームを参考にしてきたため、フォームは上原そっくり。「スプリットの握り方とか教えてもらいたいんです」と、ベンチの隙間から上原の一挙手一投足を見て声をかけるタイミングを探していた。

 結局、巨人広報の計らいで、上原の練習後にベンチ裏で対面が実現。「自分から聞きたいことを聞いたら、すごく細かく教えて答えていただきました。感謝しかない。球の握り方、投げ分け方、投げるときの意識、フォームのことも…。(マウンドにいるときより)テンパりました。教えてもらったことを、これから全部実践していきます」と、藤嶋は興奮のあまり、頬を紅潮させて話した。27日のヤクルト戦(神宮)でプロ入り2度目の先発登板をしたが、4回1/3、7失点でKO。次回登板で弟子入り効果を見せられるか注目だ。