西武の4番山川穂高内野手が、土壇場で試合をひっくり返した。

1点を追う9回2死一、二塁、カウント2-1からロッテ内の4球目、130キロのスライダーを左翼席へ運んだ。43号3ランで逆転勝利。8回にはロッテ福浦が2000安打を達成しており「アウェーのムードでしたが、自分のスイングをしてしっかり振ろうという考えだった。打った瞬間は、抜けてくれと思った。(スタンドに)入ってよかった」と振り返った。

辻監督は「見事だった。(犠打を失敗した)源田の分を取り返した。1点差なら、なんとかいける雰囲気がある」と明るい表情だった。

チームは、今季2度目の8連勝。山川は「最初から全部勝つと思ってやってはいないけど、1戦ずつ必死で戦った結果が、形になっている」と手応えを口にした。