巨人ケーシー・マギー内野手(36)が20日、今季限りでの現役引退を示唆した。帰国直前の羽田空港で「もしかしたら昨日の試合がキャリアで最後かも分からない。チームメートともお別れかもしれないと思うと込み上げるものがあった」と話し、涙が頬を伝った。前日19日もCSファイナルステージで広島に敗退し、号泣。一夜明けても感情が抑えきれなかった。

CSでは5戦中4戦で打点を挙げた。シーズンでは132試合で打率2割8分5厘、21本塁打、84打点。だが来季は37歳。長打力に陰りも見える。巨人から来季のオファーが届くかは微妙だが「世代交代、若返りはどの組織もある」と受け止め、巨人からのオファーがなければ引退する可能性が高い。13年に来日し、楽天で日本一。翌14年はメジャーに復帰し、マーリンズでカムバック賞を受賞した。17年から巨人で活躍し「誇りを持てる野球人生だった」と感慨深げだった。