創部24年目の東日本国際大初のプロ指名選手が誕生した。午後6時37分、西武から4位で指名された粟津凱士投手(4年=山本学園)は「舞い上がってしまい、よく覚えていません」と喜びを表現。大学OB仁藤雅之監督(38)も「OBとしてもうれしい結果。在校生の目標になってほしい」とエールを送った。

高校卒業時は野球をやめて就職予定だったが、東日本国際大入学が内定していた同級生の代わりに入学。「穴埋めで入学した。運もあって本当によかった」と指名後の記者会見で笑わせた。同大では1年春からベンチ入り。リーグ通算14勝4敗。32試合出場(計140回)で防御率0・17の成績を残した。今春は全日本大学選手権に出場し、京都学園大戦で完封勝利を挙げ、8強進出に貢献。同じ右サイドで、現役時の西武潮崎哲也2軍監督を参考にシンカーを習得した。今度は直接指導で、魔球に磨きをかける。