虎の若き大砲コンビが、矢野阪神初の対外試合で1発共演した。まずは初回、4番大山が2点リードの1死三塁から中前適時打で4連打を決め、二盗にも成功。なおも1死一、二塁で今度は6番中谷が甘いスライダーをとらえ、左翼席後方ネットへ3ランを放った。中谷は3回1死満塁でも三塁強襲2点打を記録するなど3安打5打点。「どんどん振りにいきながら合わせていけた」と振り返った。

大山は8回2死、ライナー性の弾道で左中間席にソロも。「全体的に見たら良くなかった。キャンプが終わってから勝負になる。これからも考えてやっていきたい」と反省を忘れなかったが、矢野監督は2人を高評価。「マサヒロ（中谷）の本塁打も、変化球なんか狙っていないと思う。反応で打った本塁打やし。最後のユウスケ（大山）の本塁打も、ちょっと抜いたスライダーか何かと思うけど、ああいう風に打てるのは2人とも大きな魅力」と納得顔だった。