オープン戦が今日2日から本格的にスタートする。各球団野手陣の開幕の舞台をかけた戦いも本格化。どんな選手がここまでアピールしてきたのか。

西武金子侑司外野手(28)が、実戦で新1番を試されている。2月20日から始まった対外試合では全7試合、1番左翼で先発出場。快足を生かしたリードオフマンは、25打数10安打、1本塁打、2打点の打率4割をマークしてオープン戦を迎える。特筆すべきは4割6分4厘の出塁率。「1番で打ちたいし、自分のアピールをしていく」と、塁に出ればここまで5盗塁。適性は数字が物語っている。

ここ5年、仕事場は9番がメインだった。浅村が楽天へFA移籍したことで、3番へ入った秋山に代わるリードオフマンのチャンスが舞い込んできた。16年には53盗塁で盗塁王に輝いた。「出塁率を上げれば(53盗塁は)超えてくる。もう1回、盗塁王を取りたい」。1番定着に成功すれば、自然とキャリアハイでの3年ぶりタイトルも見えてくる。【栗田成芳】