中日のドラフト1位根尾昂内野手(19)が27日の広島戦(マツダスタジアム)で1軍に初昇格することが25日、分かった。

根尾は、1月の合同自主トレで右足ふくらはぎの肉離れで出遅れた。春季キャンプも2軍スタートで開幕1軍はかなわなかった。ウエスタン・リーグでは8月まで打率1割台と低迷。しかし9月に入ると、調子が上向いた。月間で58打数22安打10打点、打率3割7分9厘と覚醒した。休日返上の練習にも付き合ってきた立石巡回野手コーチは「軸がしっかりしてきた」と成長を評価していた。

根尾はこの日から始まったウエスタン・リーグ最終カードの広島3連戦(由宇)に同行。2本のタイムリーヒットを放ち、2安打2打点と活躍。連続試合安打を「11」に伸ばし、好調を維持している。27日に1軍に初合流し、デビューすることが濃厚になった。

中日は24日に7年連続のBクラスが確定。来季に向けて経験を積ませるため、出場機会を与えることになった。対戦相手の広島には、同じドラフト1位の小園がいる。甲子園を沸かせたルーキー対決にも注目だ。竜の未来を背負う根尾が、いよいよ1軍で勇姿を披露する。