清原和博氏(52)に、温かい声援が降り注いだ。30日、神宮球場で行われている「ワールドトライアウト2019」に監督として参加。試合間のトークショーで西武時代の先輩である東尾修氏(69)と思い出話に花を咲かせた。

まずは東尾氏がユニホーム姿に「腹の出っ張りを何とかしないとね」とつっこみを入れると、清原氏は「入団したときに東尾さんが1億円プレーヤーになってプロの世界って本当にすごいんだなと。野球も私生活も勉強させてもらいました」と笑顔で返した。

窮地を助けられたエピソードも明かし、東尾氏が「キヨとの思いでは。いろいろあるんだよなぁ。キャンプで助けたんだよな」と話題を振ると、清原氏は「キャンプの前の日に門限破りをやっちゃいまして(笑い)。すごい量の罰金言われまして、ライオンズやめようかなと思ったんですけど。東尾さんが監督に交渉してくださいまして、それが半額になったんですよ」と直談判で救われたと笑った。

最後には東尾氏が「スタンドにたくさん見に来てくださっているお客さん。いずれNPBのユニホームを着て、本当の復帰ができるように応援してやってください」と呼びかけると、観客席からは大きな拍手とともに「待ってるよ!」の声が飛んだ。清原氏は立ち上がって頭を下げると「グラウンドでこういう声援をいただいたのは、これからの自分の人生に力になりますし、そういう目標をもってがんばっていきたいと思います」と感謝の言葉を述べた。