西武が4点リードから逆転を許す3連敗で、辻監督就任4年で最多の借金4となった。

5失点した7回の悪夢。同監督は初手で「取材拒否。拒否はダメ?」と落胆ぶりを隠さなかった。続けて「勝たなきゃいけないでしょ。まあでも流れが悪い。点を取られたらこっちの責任ではあるんだけど、その取られ方がまずかった」。平井が1失点すると、すぐさま宮川に交代。しかし連打で1点差とされ、1つもアウトを取れないままギャレットを投入した。

全球直球勝負の剛腕も、当ててくる横尾に苦戦。内野安打を許し満塁とされたが、続く7番渡辺への4球目は来日最速162キロを記録した。大台を5球も投げるも、最後は160キロを左前へ運ばれ逆転を許した。継投すべてが裏目に出て、右翼川越と中堅鈴木の拙守(記録は鈴木の失策)も大量失点に絡んだ。同監督は「悪いうみは全部こっちで出してから、いい形で勝ちたいですね、明日は」と切り替えた。