今季限りで退任する日本ハム栗山英樹監督(60)の後任として、球団OBで阪神や大リーグのメッツなどで活躍した新庄剛志氏(49)の新監督就任が有力となっていることが23日、分かった。昨年12月、日本球界での現役復帰を目指して合同トライアウトに参加もオファーはなかったが、最近の動向から球団復帰の可能性がささやかれていた。

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低迷が続くチーム再建の旗手として、ビッグネームが浮上した。今季限りで勇退する日本ハム栗山監督の後任に、日米4球団でプレーした球団OBの新庄氏が有力候補に挙がっていることが分かった。同氏は03年オフに米球界から日本ハムに電撃加入。北海道へ本拠地を移転した04~06年まで、ガッツあふれるプレーと奇想天外なパフォーマンスで、北海道での日本ハム人気定着の立役者となった。

派手な言動が注目されがちだが、確固たる野球理論を持ち合わせており、3季連続Bクラスと停滞気味のチームにとっては、うってつけの人材と言える。今月18日には、自身のツイッターで「日本に戻ってきた理由がここにある」と意味深な投稿。チームのBクラスが確定する前日14日には「無難な道はつまらない。険しい道はどうやって新しい道を作り、通り抜けていくかを考えて行く過程が楽しい。ゴールは無難な道を歩いて行くより、早くたどり着く!!」と、つぶやいていた。

また、プロフィル最上部の写真が現在、北海道北広島市に建設中の新球場とみられることから、ファンの間でも何らかの「におわせ」として、期待が高まっていた。これまでも、テレビ番組などで監督への意欲を口にしており、今後の動向が注目される。