日本プロ野球組織(NPB)のセ、パ両リーグ審判員の厚生年金保険料が過少申告して納付されていたことが7日、明らかになった。NPBは管轄の社会保険事務所と未納分の納付を含めて対応を協議している。

 時効を迎えていない、2年間にさかのぼっての過少申告未納分は約500万円。保険料算出の基礎となる標準報酬月額を審判員の基本給のみで申告し、出場手当や出張手当などを含めていなかったという。

 ことし1月にコミッショナーとセ、パの3事務局が統合される際、経理状況を精査していた社会保険労務士から過少納付の指摘を受けて、社会保険事務所に報告した。NPB関係者は「コンプライアンス(法令順守)にのっとって処理したい」としている。

 [2009年2月7日11時17分]ソーシャルブックマーク