ロッテ久保康友投手(28)と阪神橋本健太郎投手(28)との交換トレードが成立し、4日に両球団から発表された。先発陣の強化を目指す阪神と、救援投手の充実を図るロッテとの思惑が一致した。

 右腕の久保は自由獲得枠で2005年にロッテに入団。1年目に10勝3敗で新人王を獲得したが、その後は勝ち星が伸びずに昨季は4勝7敗で中継ぎも経験した。

 橋本はドラフト4巡目で阪神に入団した5年目の右腕。1年目の05年に51試合に登板してリーグ優勝に貢献した。昨季は10試合の登板にとどまった。橋本の背番号は「13」に決まった。

 久保は「まだ実感がないのが正直な気持ち。ただ、地元の関西(奈良県出身)で野球をやれるので、頑張って結果を出そうとプラスに考えている。優勝に向かい、チームに貢献して関西を盛り上げたい」とコメント。橋本は「強いチームでプレーできたことは自分の糧になると思います。ロッテで活躍して、交流戦だけではなく、日本シリーズでも阪神戦で投げられるように頑張ります」と話した。

 [2009年3月4日10時43分]ソーシャルブックマーク