<広島0-0巨人>◇16日◇マツダスタジアム

 頼れるエースが完全に復調した。広島先発のコルビー・ルイス投手(29)が巨人打線を圧倒した。序盤から速球の球威、制球ともに抜群で、スライダーも効いた。5回には先頭ラミレスに右前打を許したが、亀井をスライダーで二塁への併殺打に打ち取った。この日は7回無失点。打線の援護を待ったが、貧打ぶりは変わらず、白星はつかない。それでも「得点を気にして投げたら、自分の仕事をできない。投げてゼロに抑えるだけさ」と振り返った。右顔面神経まひのため、4月中旬に離脱したが、ようやくエンジンがかかってきた。

 [2009年5月16日19時17分]ソーシャルブックマーク