横浜の加藤武治投手(31)松家卓弘投手(27)関口雄大外野手(24)と日本ハムの坂元弥太郎投手(27)稲田直人内野手(30)松山傑投手(20)の3対3のトレードが25日、両球団から発表された。加藤は故障もあって最近2年間で23試合登板と低迷しているが、プロ通算273試合、30勝27敗9セーブ、06年に最優秀中継ぎ投手に輝くなど実績は十分。日本ハムの山田ゼネラルマネジャーは「肩の故障で出場機会があまりなかったが、復活すればやれると思っている」と期待を寄せた。

 一方稲田は内野全ポジションを守れる左の好打者で通算280試合、打率2割5分4厘、0本塁打、36打点。内野手の層を厚くしたい横浜と、投手強化をはかる日本ハムの思惑が合致した。

 横浜の岡本編成部長は今回のトレードについて「同じポジションに選手が固まり過ぎているので、チームのバランスを整える狙いがある」と説明した。

 [2009年11月25日14時17分]ソーシャルブックマーク