<楽天5-8オリックス>◇31日◇Kスタ宮城

 楽天は、先発川井が4回持たずにKOされて、打線は8回まで毎回安打を放ちながらも、4併殺で同じような拙攻を繰り返す。徒労感の残る惨敗で、借金は今季ワーストの11に膨れあがった。

 どん底のチームにあって、かすかな光となったのが、ルーキーの土屋朋弘投手(24)だった。シティライト岡山からドラフト5位で入団した右腕は、8回にプロ初のマウンドに立ち、テンポよく投げ込み3者凡退に仕留めた。「こんなに人が入った中で投げたことはないので、緊張しました。四球を出さなかったことが一番、良かった。僕はファームでも三振を取る投手ではない。テンポよく、カットボールなどでタイミングをずらして、フライやゴロを打たせようと思ってました」と話した。

 [2010年7月31日22時8分]ソーシャルブックマーク