<広島1-0ヤクルト>◇30日◇マツダスタジアム

 広島前田健太投手(22)が今季2度目の完封で15勝目をマークした。打線の援護はわずか1点だったが、粘りの投球を見せる。8回には2死三塁のピンチでホワイトセルを一ゴロに片づけて、苦境を切り抜けた。9回も梵、広瀬の美技3連発で試合終了。「心臓に悪い投球をしてしまって、本当に申し訳ないです。(14勝より)15勝のほうが見栄えもいい。最低でも15勝したかったですから」。この日は自身初のシーズン200イニングにも到達。防御率、勝利数、奪三振数のタイトルで依然としてリーグトップに立っており、最高の形で最終コーナーを回った。

 [2010年9月30日22時49分]ソーシャルブックマーク