西武は15日、福島第1原発事故を受けて、埼玉・所沢の西武第2球場で行っていた紅白戦を途中で切り上げた。さいたま市など比較的近い場所で通常より高い放射線量が観測されていることもあり、8イニングを予定していたところを、5回で終了した。

 試合は、開幕ローテ当確の帆足が5回7安打4失点、ローテ入りを目指す西口が4回5安打5失点。渡辺久信監督(45)は「帆足は悪い時のパターン。低めに投げられないと、ああいうピッチングになる。オツ(西口)はいい球があるんだけど差がある」と、冷静に分析していた。