消費電力が急増する夏場の東京ドームでの試合開催に向け、巨人が自家発電を導入することが9日、明らかになった。株式会社「東京ドーム」と協力し、発電車両の手配を進めている。

 例年東京ドームでは、夏には瞬間で最大約6000キロワットの電力を消費している。球団幹部によると、照明を弱めるなどの節電策を実施した上で、実際に使う電力の2割から3割を自家発電でまかなう方針。

 政府が発動を決めた電力使用制限令では、周辺のホテルや遊園地を含めた「東京ドームシティ」全体で25%の削減が課される見通し。この幹部は球場単体でも25%以上を抑制できるという考えを示し「節電や自家発電により、東京電力の電気を極力使わないでやりましょうということ。ご批判を受けずに、試合をできると思う」としている。