<巨人4-3阪神>◇4日◇東京ドーム

 巨人原辰徳監督(52)が1回、審判に抗議する場面があった。1死一、二塁で打者ラミレスがミスショットし、右方向に飛球を打ち上げた。阪神二塁手・平野が捕球態勢を取ろうとするやいなや、西本一塁塁審はインフィールドフライを宣告。ただし、デーゲームの東京ドームはフライが見えづらく、打球は右前にポトリと落ちた。

 落下点が内野ではなく完全な外野だったこともあり、原監督は審判団に質問。西本審判は「一塁塁審の西本です。ただ今、インフィールドフライを私が宣告いたしましたので打者走者のラミレス選手をアウトにし、2死二塁、三塁で試合を再開します」とアナウンスした。

 原監督は「私は、まったく違うところに落ちたじゃないですか。落下点にまったく入っていないときに、おかしいんじゃないでしょうか(と抗議した)。(審判側は)コールは早すぎた、しかし、言った以上は覆すことはできないというところの結論の部分ですね。中パッパはいろいろあったとしてもね」と、振り返った。