プロ野球の実行委員会は13日、東京都内で開かれ、現行のポスティングシステム(入札制度)を維持する方向性を確認した。

 昨オフに、楽天の岩隈久志投手と独占交渉権を得た米大リーグのアスレチックスとの契約交渉が不調に終わったことを受け、楽天が5月の実行委で制度の見直しを提案していた。しかし、大リーグ機構との見直し交渉が困難なことや、多額の入札金を手にする可能性があることなどから、現制度を支持する球団が多かった。

 日本プロ野球選手会がオールスター戦期間中の7月23日、東日本大震災の被災地を訪問する案について、基本的に協力することを確認した。

 また巨人のロメロ、ソフトバンクのデレオン両投手に最優秀新人(新人王)の資格を与えることを決めた。