<楽天5-4ソフトバンク>◇29日◇Kスタ宮城

 ソフトバンクは4-3の延長10回2死から抑えの馬原孝浩投手(29)が打たれて今季初のサヨナラ負けを喫した。シーズン序盤は不振だったが、交流戦から復帰して9試合連続セーブと安定感を取り戻していた右腕は「申し訳ないです」と唇をかんだ。

 不運もあった。連続三振で簡単に2死を取ったが、続く草野大輔内野手(34)のボテボテのゴロを処理した二塁手の本多雄一内野手(26)の送球が遅れて内野安打に。次打者の右前打で2死一、三塁となって岩村明憲内野手(32)サヨナラ打を許した。本多は「アウトにしなかったのがすべてです」と責任を背負った。

 目前で勝利が逃げていった痛恨のゲーム。秋山幸二監督(49)は「あしただ。あした」と切り替えに必死だった。