<阪神9-3広島>◇8日◇京セラドーム大阪

 広島先発の篠田純平投手(26)が突然の乱調で試合を壊した。2回までは完璧な内容だったが、3回に急変。無死一塁でけん制悪送球のミスを犯すと、四球を与えるなど塁上に走者を埋め、5長短打で7点を失った。悔やむべきは先頭金本の一塁前へのゴロで、ベースカバーに遅れて内野安打を許したことだ。アウトのタイミングだったが、嶋田一塁塁審はセーフのジャッジ。大野投手チーフコーチも「タイミングはアウトだった。でも、審判がセーフと言えばセーフ。あと1歩速く行っておけば確実にアウトになる」と説明した。阪神3連戦3連敗となり、崖っぷちに追い込まれた。