プロ野球は21日、台風15号の影響で東京ドームなどで予定されていた4試合が中止となった。

 東京ドームでは9年ぶりの中止。巨人の原辰徳監督(53)は「ファンの交通手段に影響するわけだからね。ただ、われわれは(中止を)経験しているので想定内です」と大詰めを迎えているペナントレースへの影響は否定した。

 西武ドームの試合が中止になった日本ハムは札幌へ戻るために羽田空港へ向かったが、航空機が午後は全便欠航となり、足止めされた。22日もダイヤの乱れが予想されるが、梨田昌孝監督(58)は「なるようにしかならない」と話した。

 楽天は19日からのロッテ3連戦が全て中止となった。22日も試合がなく、実戦から4日間遠ざかることになる。星野仙一監督(64)は「休養は1日で十分だけど、お天道様には勝てないから仕方ない」と、試合勘が鈍ることを心配していた。

 9連戦中の横浜にとっては休養ができた格好だ。それでも尾花高夫監督(54)は「どこかにこのゲームが入るわけだから。10月は何連戦になるんだ。11連戦くらいか」と今後の日程を気にしていた。