<広島2-1中日>◇20日◇マツダスタジアム

 広島前田健太投手(23)が、中日相手に自己最多の15奪三振をマークした。野村謙二郎監督(45)が気付かず、1点を追う7回に代打を送られたため、セ記録の16個、プロ野球記録の19個に迫るチャンスは逃した。前田健は「だれか(記録を)教えてくれれば狙ったのに」と苦笑いで振り返っていた。だが、自己初の2試合連続2桁奪三振、シーズン自己最多188個と次々に自己記録を更新。最多奪三振のタイトル争いでも、ライバルの阪神能見を逆転し、7個差をつけた。2年連続のタイトル奪取が見えてきた。