プロ野球12球団の代表者などによる実行委員会は10日、東京都内で横浜ベイスターズの球団買収を決めた交流サイト運営大手、ディー・エヌ・エー(DeNA)からヒアリングを行った。球界参入への意欲や長期保有の意思の確認などについて説明したDeNAの守安功社長は「野球界への思いをお話しさせていただいた。いい結果につながると信じている」と話した。

 非公開で行われたヒアリングを終えた守安社長は長期保有の意思について「当然ある」と話し、一部で不安視されていた事業の健全性などについて「努力してきているし具体的に説明させてもらった」とした。球団名は「横浜DeNAベイスターズ」として加盟申請している。将来的な球団名変更の可能性については「そういうつもりはございません」と話した。

 今後はコンサルティング会社に依頼している財務調査の結果も踏まえ、12月1日のオーナー会議までに臨時の実行委を2度開き、結論を出す予定。野球協約では、球団譲渡が認められるためには実行委とオーナー会議の承認が必要となる。