オリックス入団が決まった李大浩内野手(29=韓国ロッテ)が6日、韓国・釜山市内のホテルで岡田彰布監督(54)も同席して会見を行った。2度3冠王に輝いた韓国の至宝とあってテレビカメラ15台、日韓の報道陣約100人が詰めかけた。背番号は未定ながら、自ら2年総額7億6000万円の大型契約を結んだことを明かした。

 日本進出の理由について李大浩は「すごく悩んだ。ただ、男として挑戦しなければならないという気持ちがあり、その時期が今だと思った。韓国でうまい打者として残ることも重要だが、韓国で活躍できる選手が日本でも通用することを見せたいと思った」と語った。オリックスはFA交渉解禁となった11月20日に即日アタックをかけ、獲得にこぎつけた。

 来季目標については「今まで野球人生で(個人)目標を立てたことはない。オリックスが優勝すれば個人成績が良かったということ」と優勝請負人の自覚をみせ、初の韓国訪問となった岡田監督も「4番打者としてどんどんチームを引っ張ってほしい」とエールをおくった。会見後は同じホテルで球団首脳も交えてディナーミーティングに入った。