巨人東野峻投手(25)が“メジャー流”を取り入れ、「2年連続開幕投手」を目指す。28日、川崎市のジャイアンツ球場でランニングなど約2時間の調整。前日夜に自主トレを行っていた米ロサンゼルスから帰国したばかりで、時差ぼけにより2時間ほどの睡眠でも「やるしかないので」と気合十分だった。米ロサンゼルスでは、メジャーリーガーも利用するトレーニング施設「アスリーツ・パフォーマンス・インスティテュート(API)」で5日間、体幹強化などを中心に汗を流した。持久力や柔軟性、疲労回復までさまざまな分野を高めるトレーニング法を学び、「初めてやったこともあったので、今後に取り入れながらやっていきたい。いい刺激になりました」と手応えを口にした。

 今季は開幕投手を務めたが、8勝11敗と不本意な結果に終わった。杉内、ホールトンの加入により来季は先発ローテーション争いが激しくなるが、「5番手、6番手争いをするつもりはないです。開幕を狙っていくつもりでやります」と力強く話した。年末年始も無休で練習を行う予定。「なんでも1番(になる)という気持ちで臨んでいきたい」と決意を示した。