<中日2-2広島>◇1日◇ナゴヤドーム

 中日先発の山本昌投手(46)が5回を3安打無失点に抑えた。右足首の故障と手術で昨季は1軍登板なし。2年ぶりのマウンドに「力が入りすぎていた」と苦笑いだったが、2回2死満塁、3回1死三塁のピンチを老練な投球でしのいだ。

 勝利投手の権利を持って降板したが、8回に浅尾拓也投手(27)が打たれて、試合は引き分け。復活の白星がお預けとなったが「浅尾には、これからもどんどん助けてもらうことになる。逆に嫌な思いをさせてしまって申し訳ない。彼がドラゴンズを救うことの方が圧倒的に多い」と、後輩を思いやった。