阪神藤井彰人捕手(35)が10日、広島1回戦(マツダ)で顔面に死球を受けて負傷交代した。8番捕手でスタメン出場すると、2回無死二塁、バントの構えをしたところに広島大竹の投じた速球が顔面の左目付近を直撃。大竹は危険球で退場となったが、藤井はその場に倒れたまま、起き上がれず、担架に乗せられてベンチ裏へ下がった。球場は騒然とした雰囲気に包まれた。約20分後、サイレンの音とともに球場に救急車が到着し、藤井はスタッフにとともに車に乗り込んで球場を後にした。開幕から6試合スタメンマスクをかぶってきた正捕手に代わって小宮山が出場した。