中日は2日、優勝エンブレムの模造品を販売した愛知県内在住の女性に対し、意匠権を持つセ・リーグが同権の侵害で警告したと発表した。女性は模造品のワッペンを1個2500円でネット販売。エンブレムの使用についてはセ・リーグが、選手着用の試合用ユニホームか、4月26日から球団が一般発売したプロモデルのユニホーム(1着2万9000円)にしか認めておらず、ファンから球団への問い合わせで発覚した。警告を受けた女性は同日、販売を停止したという。

 米国ティファニー社製の優勝トロフィーをかたどったエンブレムは今季から、セの前年優勝チームが右袖につけて戦うことで6球団が合意。中日が第1号となっている。中日佐藤球団代表は「ファンが個人的にまねて作ってつけるのは自由ですが、販売目的になると違法行為になり、損害賠償の対象になる。ルールを守ってほしい」と説明した。