<阪神6-10楽天>◇20日◇甲子園

 楽天のドラフト2位ルーキー、釜田佳直投手(18=金沢)がプロ初登板、初先発。1回、自己最速タイの153キロをマークするなど直球で真っ向勝負したが、バックの拙守もあって3失点。2、3回は無失点に抑え3回5安打3失点(自責1)、2四球2三振だった。<1回>

 1点の援護をもらいマウンドへ。1番鳥谷に対し初球は147キロ直球が外角に決まりストライク。2球目は内角に147キロを決め2ストライク。3球目146キロ直球で遊ゴロに打ち取ったかに思われたがショートの枡田が捕球後握り損ね一塁へ悪送球(記録は内野安打)し無死一塁。星野監督がベンチで怒る。

 2番平野は遊ゴロ。3番マートンは遊ゴロに仕留めたが、枡田がエラー。1死一、二塁。4番金本は直球を打たれ右前安打。これで満塁。5番新井の4球目には153キロをマーク。しかし6球目スライダーが暴投になり1失点。新井は135キロのスライダーで空振り三振。6番ブラゼルは直球で詰まらせたが左前にポトリと落ちる適時安打で2者生還。3点目を失う。7番今成は右前安打。8番田上は四球。9番久保を三振に仕留めようやく終了。1回だけで49球を投げた。<2回>

 1番鳥谷を中飛。中堅の聖沢がナイスキャッチ。2番平野を一ゴロ。3番マートンを三ゴロに仕留め3者凡退。<3回>

 味方が3-3同点に追い付いた。4番金本にストレートの四球。5番新井は145キロ直球で捕邪飛。6番ブラゼルには左翼へ大飛球。左翼のテレーロが追いつきグラブに当てたが落とし記録は二塁打。これで1死二、三塁。7番今成は捕邪飛。8番田上は一ゴロに仕留め追加点許さず。

 4回の打席で代打を送られ交代した。

 ◆釜田佳直(かまた・よしなお)1993年(平5)10月26日生まれ。石川県出身。金沢(石川)では3年時に春夏連続甲子園出場。最速153キロの直球が軸だが、変化球も多彩で完成度が高い。ドラフト2位。177センチ、77キ。右投げ両打ち。家族は両親と弟。