女子プロ野球選手の吉田えり投手(20)が1日、米独立リーグ3年目のシーズン開幕に備えて渡米した。今季は関西独立リーグの兵庫で開幕を迎え、5月3日には紀州レンジャーズを相手に5回1失点で、女性で同リーグ初の勝利投手になった。全投球のうち9割がナックルボールと、精度とキレも増して「ナックル姫」の才能が本格開花の兆し。師と慕うウェークフィールド氏(前レッドソックス)は2月に現役引退を表明したが、「自分も結果を残して、またいつかピッチングをみてもらいたい」と意気込んだ。吉田は昨季も所属した米ハワイ州の「マウイ・イカイカ」に入団。リーグは5日(日本時間6日)に開幕する。