右膝を痛めた阪神藤川球児投手(31)が20日、出場選手登録を抹消され、兵庫・西宮市内の鳴尾浜球場でリハビリを開始した。午前11時すぎから軽いジョギングを行った後、バック走やサイドステップも刻むなど、支障のある「ひねりの動き」も確認した。午後は球団施設内で筋力トレーニングも開始。21日からはキャッチボールも再開する予定で「動けるのは動ける。でも、ちゃんと診断も出ている。完全に治せたらと思っている。(チーム状況によって)急いで治さないといけないかもしれないけど、そのときも冷静でいられるようにしたい」と話した。サポートする権田トレーナーも「右股関節の可動域が低下して、硬くなって筋力も低下して、膝でストレスを受けている」と説明。今後は右股関節の柔軟性を高めるメニューも取り入れ、改善を図る。