<ロッテ3-3ソフトバンク>◇26日◇QVCマリン

 試合時間が3時間半を超えた場合、延長の新たなイニングには突入しないという規定をめぐって、やや“せこい”攻防が繰り広げられた。3時間半が間近の9回2死、ロッテの打者は里崎智也捕手(36)。引き分けを狙った時間稼ぎか、1球ごとに打席の周囲を歩き回る。しかし、フルカウントから三振。残り5秒で延長戦に突入した。詰めの甘いロッテだが、西村徳文監督(52)は「あれ以上、見え見えのことはできない」。一方、ソフトバンクの秋山幸二監督(50)は「(時間稼ぎは)ファンも望んでいない」と批判まじりだった。