<ヤクルト4-4中日>◇31日◇神宮

 ヤクルトが土壇場で追い付いた。1点を追う9回2死一、三塁で、川端慎吾内野手(24)が岩瀬の代わりばなを捉えて右前適時打を放った。敗戦を免れる一打に「その前の打席で凡退していたから何とか取り返したかった」と胸をなで下ろした。

 4番で正一塁手の畠山が故障離脱し、1軍では初めてという不慣れな一塁を守った川端。試合では打球処理の機会はなかったものの、無難にプレーを終えた。けが人続出の厳しいチーム状況の中、2試合続けて九回に同点として引き分けに持ち込み「本当によく追い付いた。負けなかったのは大きい」と話した。