<広島0-4ヤクルト>◇4日◇マツダスタジアム

 広島は今季22度目の完封負けを喫して3連敗となった。借金が14となり、4年連続で2桁借金が確定した。4回無死一、二塁から後続が凡退して無得点に終わるなど拙攻が続き、残塁は11を数えた。

 先発の大竹寛投手(29)は序盤に粘りの投球を見せながらも、6回に連打を浴びて降板。5回1/3を4失点で5敗目を喫した。マツダスタジアムでの今季最終戦を飾れなかった。

 野村謙二郎監督(46)は試合後のセレモニーでファンに向けて「悔しいシーズンになりました。この悔しさをバネに精進していきたい」と言葉を詰まらせながら、あいさつした。場内は「謝れ」などのヤジが飛ぶ一方で、拍手も起こるなど異様な空間となった。