野球の国・地域別対抗戦、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の主催者は15日に始まる予選3、4組の出場登録選手を13日発表し、4組のフィリピン代表に中日の小川龍也投手が名を連ねた。タイ代表にはヤンキースなどで大リーグ通算2769安打を記録したデーモン外野手がメンバーに入った。ともに母親の母国で代表入りした。

 予選1組はスペイン、2組はカナダが既に来年3月のWBC本大会進出を決めており、勝ち上がりの4チームが出そろうのは19日の予定。

 ◆小川龍也(おがわ・りゅうや)1991年(平3)9月3日、千葉市生まれ。小1で軟式野球を始め、中2から硬式の「千葉北シニア」。千葉英和で甲子園出場はなし。09年ドラフト2位で中日入団。1軍通算成績は出場2試合で0勝1敗、防御率3・60。182センチ、70キロ。左投げ左打ち。母はフィリピン人のジョビタさん。父浩二さん、姉、弟の5人家族。