DeNA中畑清監督(58)が、5日に子宮頸(けい)がんで帰らぬ人となった仁美夫人への思いをあらためて語った。

 6日、都内の自宅で亡くなった時を振り返り、「苦しまないで旅立ってくれた。いい別れができたかな、と思う。自然な息の引き取り方。心臓が止まったのが、受け入れられないくらい、自然だった」。

 それでも、36年間支え続けてくれた最愛の妻を失った悲しみは大きい。「みんなに愛される女房だった。助けられなかった悔しさは悔いが残る。一番大事な人を失って、こんなに苦しい…。女房が私をみとってくれる約束があった。逆転したのはつらかったけど、それ以上に本人が一番悔しかったと思う。いい女でした」と唇をかみしめていた。