馬原孝浩投手(31)のオリックスへの電撃移籍に、ソフトバンクのリハビリ組で苦労をともにした若手たちも衝撃を受けていた。

 12日、西戸崎合宿所でリハビリをしていた坂田将人投手(19)は昨年9月に肩の手術を受けた。「馬原さんも肩を故障されていたから、肩のことをいろいろ教えてもらいました。説得力があった。最近、力強い球を投げていたので、僕もあのように良くなって行くんだと励みにしていた」と、完全復活の姿を近くで見られなくなり残念がった。

 昨年11月に右肘手術を受け今季はリハビリに専念する育成の三浦翔太投手(23)は「僕が長期のリハビリに入る時に『焦って復帰時期を早くして気持ちだけ満足してもダメ。完全復帰しろ』と言われ楽になりました。実績がない僕らにも気にかけてくれて」と話した。