DeNA高田繁GM(67)が23日、中日高木監督の毒ガス攻撃に反撃した。昨季まで自チームの主砲を務めたブランコの移籍に、言いたい放題の守道節に応戦。「(ブランコの)怖さを今度は高木監督にも味わってもらいましょう」とニヤリと笑った。

 同監督の“口撃”はブランコの退団が正式決定する前から始まっていた。「ブランコなんて落ちるボールを放っときゃいいわ!」と攻略法を公開したかと思えば、前日22日には「年齢的なものもあるし、手首を痛めたり、故障が影響しますよ」と挑発。高田GMはこれまで舌戦に応じることはなかったが、ついに反撃。「盛り上げるのはいいんじゃないの。(ブランコ流出を)たいしたことないと思ってたら、こういうこともないだろうしね」と余裕?

 の表情でやり返した。

 実は、自身もブランコには痛い目に遭わされている。ヤクルト監督時代の09年。1点リードの9回1死から、抑えの林昌勇が同点弾を浴びた。「右中間にドーンと持ってかれて。彼の1発にはいつもヒヤヒヤしていた。相手にしたら、その怖さがよく分かるよ」。3月29日開幕戦の相手は中日。この応酬、まだまだヒートアップしそうな気配だ。