楽天の久米島キャンプ初日の朝、いきなり開幕投手争いが始まった。

 1日、午前7時過ぎから1軍全体で体操を行い、恒例の声だしでは、2年目の釜田佳直投手(19)が先陣を切り「シーズンを通してローテーションを守って、2ケタ勝ちたいです。また今年はWBCがあるので、(エース田中が途中で抜けるため)開幕投手を目指して頑張りたいです」と力強く話した。

 続いて、4年目の辛島航投手(22)も「今年の目標は1年間ローテを守って、2ケタ勝つことです。釜田が開幕投手を狙うと言ってましたが、釜田にはまだ早いと思うので、自分が開幕投手になれるように頑張りたいです」と、釜田に負けじと宣言。これを受け、星野仙一監督(66)は「ウチには開幕投手が多いなぁ。くじ引きで決めようかな」と、生きの良い若手の誓いにうれしそうだった。