ソフトバンク育成契約選手のエディソン・バリオス投手(24)と飯田優也投手(22)が21日、雁の巣球場(福岡市)の1軍練習でフリー打撃の打撃投手を務めた。

 2年目右腕のバリオスは「リハビリを終えて、こういう環境で投げられることは良い経験をさせてもらった。良い感触で投げられた。今の力を出せた」と満足げで、1年目左腕の飯田優も「フレッシュオールスターは最後の方、(球を)置きに行ってしまったので、その時より良かった。今しかないという思いで、全球全力で投げた」と汗を拭った。

 現在5枠の空きがあり、7月末で期限を迎える支配下登録に向けたテストの意味合いもあり、球団首脳も駆けつけた。視察した小林海外担当兼中長期戦略担当部長は「可能性のひとつとして。他の育成選手も見て、総合的な意見を聞いてという感じです」と話すにとどめた。

 高山投手コーチは「共にいいものを持っている。良い球も投げる。個人的には1軍でもやれると思っているが、野手目線の話も聞いて、総合的に話をしてから。戦力になってくれれば…」と評価は高かった。