日本野球機構(NPB)の加藤良三コミッショナーは4日、東京都内で、2020年夏季五輪での野球・ソフトボールの競技復帰について「努力は最大限やってきている。レスリングが(ライバルに)ならなければいろんな展開があり得たが、難しい状況」との見通しを語った。

 加藤コミッショナーは国際野球連盟(IBAF)のフラッカリ会長の求めで、5日に国際オリンピック委員会(IOC)総会が行われるブエノスアイレスへ向かう。総会には参加できないが、現地で競技復活をアピールする予定で「協力してくれないかということなので行く。いちるの望みかもしれないが、全力を尽くしたい」と話した。