<中日1-5ヤクルト>◇8日◇ナゴヤ

 さあ、プロ野球記録の55本塁打まで、残り2本!

 ヤクルトのウラディミール・バレンティン外野手(29)に6試合ぶりの1発が出た。6回の第3打席で、中日山井の外角124キロスライダーを左翼席中段に運んだ。

 53号ソロを、バレンティンは「ランナーはいなかったが、前の打席のコンパクトなスイングのイメージを持ったまま打席に入ることができた」と振り返った。

 0-0の4回1死二塁での第2打席では「最近大振りをしているのが自分でも分かっていたので、スコアリングポジションにランナーもいたし、ランナーをかえすことを意識して、コンパクトなスイングでミートすることを心掛けた」と左前に先制適時打を放っていた。

 ここ5試合はノーアーチだったが、バレンティンがようやく復調の兆しをつかんだようだ。