中日から戦力外を通告された川上憲伸投手(38)が3日、現役続行を希望した。ナゴヤ球場での練習に参加後、「球団からそういう話がありました。来年も現役で、ここで続けるつもりだったので、どちらかというとショックですね」とコメント。「年齢的なこともあるけど、野球しかないので」と、他球団で野球を続けたい意向を明かした。

 今季は右肩痛で出遅れ、8月22日の広島戦(ナゴヤドーム)で初登板。結果的にその試合で挙げた1勝に止まり、5試合で1勝1敗、防御率3・21。登板機会なしで9月25日に出場選手登録を抹消された。

 川上は1998年(平10)にドラフト1位で中日に入団し、04年に17勝で最多勝&沢村賞を獲得した。06年にもリーグトップの17勝を挙げ、09年からはメジャーに挑戦。昨季から中日に復帰した。3日現在の国内通算成績は269試合で116勝74敗1セーブ、防御率3・21。米大リーグでは50試合で8勝22敗1セーブ、防御率4・32だった。