<パCSファイナルステージ:楽天2-0ロッテ>◇第1戦◇17日◇Kスタ宮城

 ロッテ成瀬善久投手(28)が、復調をアピールした。それまで5戦3勝1敗と力を発揮してきたCSの舞台で、7回6安打1失点。左肩痛から復活後は精彩を欠いていたが、きっちり試合をつくり「ずっと5回までもたなかったので、まさか7回まで投げられるとは思わなかった。シーズンでは良かったと思うかもしれないけど、短期決戦ではもったいない。負けたことは悔しい。でも次のチャンスがあれば、いきたい」と振り返った。

 投球内容については「スライダーとチェンジアップが予想以上によかった。真っすぐのキレがもうちょっとあれば、銀次選手の(1発)もなかったと思う」。先に点をやれない楽天田中との投げ合いで、4回に許した先制ソロ被弾が致命傷となった。